今回の依頼は、太陽熱温水器の撤去です。
水漏れするようになったので降ろしたいとの事でした。
タンクと集熱部との接続管がボロボロでした。
平屋の屋根でしたので手作業で降ろしました。
瓦に割れている箇所も無く安全に作業が完了しました。
水漏れして使用しなくなった太陽熱温水器は水が入っていない分、自重が軽くなり、台風や竜巻などの自然災害で巻き上がりかねないので撤去をお薦めします。
以前撤去させてもらった別のお客様から聞いた話では、捲れかけていたカバーが台風で外れて隣の家の新車の上に落ちて大変だったと嘆いておりました。
隣人と不仲になるきっかけにもなりかねない事例で、放置してしまった代償は大き過ぎましたね。
こちらのお客様も太陽熱温水器から水漏れするようです。
漏れるときと漏れないときがあるとのことでした。
点検するとボールタップが傾いてしまっているため止まる時と止まらなくなる時があるのでは無いかと考えます。
設置から20年近く経過しているようですので、補修部品の交換をお薦めさせていただきました。
こちらのお宅は2階の屋根の上に設置されておりましたので、強風に煽られてカバーが折れ曲がらないように風の無い穏やかな日を選んで修理させていただきました。
昔は側面に点検口があり容易に接続ホースにアクセスできたのですが、最近のものはタンクを覆っているカバーを捲らないと接続管が交換できなくなってしまっているのでメンテナンス性が悪いような気がいたします。
太陽熱温水器の部品は購入から25年辺りを境に入手が出来なくなる事が考えられます。
直したくても直せないとなってからでは遅いので、今回はこれまでの経験を踏まえ部品の交換をお薦めさせていただきました。
一通りの補修部品を交換させていただきましたので、また20年は待つか分かりませんが当分の間はメンテナンスが必要ないかと思います。
(有)F代表様
S様
A様
この度もご依頼くださり誠に有難うございました。