今回の依頼は、給湯器の交換です。
2013年の住宅リフォーム時に、元請様支給で取り付けさせてもらった石油給湯器です。
調子が悪いわけでは無く古くなったから交換したいと、今回も元請様支給で取り替えを依頼して頂けました。
事前説明では後継機種だから接続口は全く同じだよと、元請様に連れられて今日は楽勝かな?と現地に到着して施工を始めると…。
実際には接続位置が変更されていてポン替えはできませんでした。
想定していた倍の時間で交換完了です。
こちらのお客様も石油給湯器の交換です。
17年前の住宅リフォーム時に設置させていただいたものになります。
追い焚きをするとエラー表示される時があるようです。
後継機種で選定しましたが、やはりこちらも接続口位置は微妙に変更されておりました。
こちらのお客様も時折りエラーが表示され、コンセントの差し直しで強引に復旧させながら長く使用していました。
危険ですし、納期遅延で突然死したら対応に苦慮する事から、そろそろ交換を検討して下さいと促していました。
平成7年2月に住宅リフォームさせてもらった時に取り付けた給湯器です。
驚きの27年選手です…。
搬入スペースが無いので塀越しの搬入となります。
トラックをベタ付けして荷台の高さ分を稼いで、新しい給湯器と塀と腰を痛めないように注意しながら、火事場に出すと言う馬鹿力を強制リミッター解除です。
問題無く交換完了です。
お客様も私もこれで枕を高くして寝れます。
こちらのお客様は、新築時にソーラーシステムを組まれている省エネ住宅です。
太陽光パネルで集熱したお湯を、床暖房と給湯器に使用しています。
床暖房が暖まらなくなった為、お家の方が近くの水道工事店に相談したところ、床暖房用の給湯器が悪いと判断されて新しくされたようです。
ですが症状は全く改善されず、知人を介して相談を受けた元請様が、システムを組まれたメーカーへ直接連絡をしたところ、当社のシステムに勝手に手を加えられたら困る、一切の補償は出来なくなりましたくらいな事を言われてしまい、全く関係のない元請様が気分を害され、そして回り回って当店にご相談を下さいました。
確かにシステムがとても複雑です。
仕組みを把握するだけで丸2日かかりました。
他社の水道工事店が交換した給湯器にも選定ミスがあったのですが、大元の問題はシステム全体の老朽にありました。
太陽光パネルで温められた温水を熱交換するラインポンプと、床暖房配管と給湯器配管に送るラインポンプモーターがそれぞれ過負荷になっている状態でした。
循環用の不凍液も漏れていて、ヒューズを交換しても一瞬にして飛びます。
ラインポンプだけ交換ができないかと製造メーカーへ問い合わせると、特定の企業に卸している専用品なので出荷は出来ませんと断られてしまいました。
システム全体を更新するには設置したメーカーに依頼して多額の費用が掛かることが容易に予想されます。
差し当たり床暖房は無くても我慢して現状のまま使用しますとなりました。
それから一年半が過ぎ、今度は給湯用の給湯器が壊れてしまったので、お家の方がまた別の水道工事店へ連絡したようです。
見に来た水道屋さんは、何がどうなっているのか訳が分からないので当社では対応出来兼ねますと断られてしまったとの事です。
困ったお客様が、また知人を介して元請様に相談されて当店に出番が回ってきました(笑
大まかなシステムを把握するだけで2日も掛かっていますから、初めて訪れた水道屋さんがパッと見ただけで分かるはずもありません。
今回はソーラーシステムから切り離し、独立した高効率給湯器に交換させて頂くことになりました。
リモコンがタッチパネルとなり、無線LANでネットと繋がりスマホで操作が出来るようになりました。
正直、給湯器をネットに繋げて利便性があるのか微妙なところですが、考え方は人それぞれでしょう。
今回の件も良い例ですが、複雑なシステムほど新しい内はさぞや快適かもしれませんが、古くなった専用品ほど潰しが効かず始末が悪いものはありません。
万物は必ず壊れるという前提の下、将来を見据えた人生設計をして頂きたいと思います。
(有) F 代表様 M様
O様
F様
S 代表様 M様
この度もご依頼頂き、誠に有難うございました。