今回の依頼は、店舗トイレの改修です。
和式のトイレから洋式トイレに模様替えを希望されました。
和式のトイレを解体して、洋式トイレ用に給排水配管の位置を変更しました。
タイル補修工事がスムーズに行われるように下地処理まで施してバトンタッチです。
こちらのトイレ室の間も1200余りと若干狭いため、小振りな一体型トイレの選定とさせていただきました。
設置が終わり、店舗オーナーに使用説明をさせてもらうと、「トイレを流すレバーは何処にあるのかね?」と、やはり思った通りの指摘を受けてしまいました。
高齢者の多くが利用されるトイレでは、レバーハンドルが分かりやすい位置にある器具を常にはお勧めしているのですが、今回はトイレの間の問題で、それが無いタイプとなっています。
基本は壁に付いてるリモコンで操作をしていただくことになりますが、便座の部分にも申し訳なさそうに洗浄ボタンがついております。
たぶん年配の方には見えていないので有っても無くてもどちらでも構いません。
TOTO社製のGGはコンパクトでタンクレスのように見えますが、タンク内蔵の一体型トイレになっています。
タンクレスのように洗浄力を内蔵ポンプに頼っていないので、停電になっても通常通りの洗浄能力があります。
ただ…
その手動レバーが何とも分かりにくい位置にあるという…。
停電時には便器側面に格納されているつまみを引き抜き、真下へ引っ張ると水を流せます。
同じく此方も高齢の方には、煩わしいだけですね。
「なんでもっと分かりやすい所に付ける事ができないのだ?」と聞かれる事があります。
それはですね、設計している人が高齢者ではないから目線が合わないのかもしれませんね。
世代が違えば視点も求めるモノも違う。
今後の改良に期待しましょう。
M工務店 代表様
M 代表様
この度はご依頼ありがとうございました。