今回の依頼は水栓の取り付け直しです。
ご主人がホームセンターで購入してきた蛇口を交換したけれど、水漏れしているので見てほしいとのことでした。
ホームセンターの売り場の担当者からは簡単なのでご自身で交換できると説明があったようです。
いざやってみると何度やっても水漏れして上手くはいかなかったようです。
もうこれ以上は触らないで!と奥様に止められたようです。
例えば、二重跳びやリフティングを日課として数百回練習している人からしたら、その動作は造作も無い事のように思えます。
言えばきりがないですが6面キューブを揃えられる人、スリーポイントシュートを入れれる人、バック宙できる人、フルマラソンを走れる人、大車輪ができる人、トレーラーをバックで駐車できる人、ジャンボジェット機の操縦ができる人、瀕死の重症者を救える人、etc…。
要は出来る人からすれば凄く簡単で出来ない人からしたらとても難しいもので、皆が皆、同じようにできるとは限りません。
中には見よう見まねで万能にこなせる多才な人もいるでしょう。
何事にもチャレンジしてみる心持ちは大切ですが、上手くいくコツを掴むまでには幾度も失敗を重ね、それでも諦めずに努力した人がその域に到達しているはずです。
ですから簡単にできるというのは少々無責任な発言のような気がいたします。
比較的新しい家と古い家でも条件は大きく違い、古い家ほど配管も老朽していて弱く折れやすく、しかも固着もしていますし、当時の職人技能レベル次第では壁の配管が歪んでいることもあります。
そうしたときに、そのすり合わせが出来るかどうか。
万が一壊してしまったときには直せるかどうか。
職人の世界でも「見て覚えろ、やって覚えろ」と教えられてきましたから、私自身もトライアンドエラーを多く経験して成長してきました。
成功例ばかりを参考にするよりも、むしろ失敗例を数多くインプットして想定外の事態に備えておくことが成功の秘訣ではないかと思います。
「見ていると簡単そうにやっていたので自分でもできると思って実際にやってみたら結構難しかった」
そんなことはよくあることです。
昔は出来たとしても技は磨いていないと錆びつくもので、案外若い頃に得意だった二重跳びでさえできなくなっているかもしれませんよ。

相手がザルボだと平行ネジ同士の組み合わせになるので効くところが無いので取り付けにはコツが要ります。
ご主人が取り付けた脚もユルユルでした。
電話口ではお湯側の壁の部分で漏れていると聞いていたので、逆に手加減無しに締められて壁の中の銅管を痛められていたら厄介だなと身構えていましたが、ただの取り付け不良でしたのでホッとしました。
ついでに配管とタイルの隙間から水が侵入しないように防水しておきました。
水漏れが無いことを確認して取り付け直し完了です。
大事にならずに済んで奥様も安堵しておられました。
(有)Y代表様
M様
この度はご依頼いただきまして誠にありがとうございました。


