今回の依頼は井戸ポンプのメンテナンスです。
蛇口から空気が出るようになってしまったようです。
空気が混ざる原因の多くは、ポンプの吸い込み側に問題があります。
こちらのお宅も樹脂製の砂濾器が付いていて紫外線による劣化で蓋にヒビが入り、そこから空気が混入したと思われます。
前日までメールでやり取りをしていたのですが、吸管側が落水してしまうほど急速に症状が悪化してしまったようで、しかもそれが夕方の連絡だった為、ご自身で出来る応急処置方法を伝授して対応していただきました。
DIY修理にて一時的に落水もエアー噛みも収まったようでしたが、その後程なくしてエアー噛みが再発しだしたので早急に対応して欲しいとの修理依頼でした。
最近の砂濾器の蓋はガラス製からポリカーボネートの樹脂製の蓋に変わってしまったため、紫外線劣化でひび割れるトラブルが続出しています。
エアー混入だけで済んでいればまだ良いのですが、簡単に直るかも？と、下調べや準備を怠って安易に手を出してしまうと水を汲み上げれなくなる事態に陥ってしまいます。
樹脂の厚みを増せば解決しそうな気もしなくはないのですが、そこはメーカーさんの役目なので今後の改良に期待しましょう。
今回は樹脂製から鋳物製の砂濾器に交換させていただきました。
これで将来的に蓋が割れてしまうようなことはなくなります。
ただし、金属製は錆びてしまうと言うデメリットがございます。
砂濾し器の種類を変えると寸法も変わってしまうので配管も調整する必要が出てきます。
防寒対策と紫外線対策を施し、エアー混入が無くなったことを確認してメンテナンス完了です。
Ｈ様
この度はご依頼頂き、誠に有難う御座いました。
