今回の依頼は水栓の取り付けです。
新築住宅のキッチンにタッチレスセンサー水栓を付けたいとの事でした。
どういった経緯や理由があったかは詳しくは存じ上げませんが、ホームメーカーでは対応してくれなかったようです。
知り合いの家電屋さんを通して当店に相談がありました。
ホームメーカーの担当者に何とか交渉して現場の水道工事業者に付けて貰っては如何ですか?とお伝えしたのですが、どうしてもと言う事でしたのでお引き受けすることにしました。
今回、タッチレス水栓は当店からの支給ではなく、お施主様支給品とさせて頂きました。
理由としましては取り付けのみの施工補償とさせて貰いたかった為です。
タッチレス水栓は構造が複雑なだけに故障時の対応はお客様とメーカーサービス間で直接やりとりして頂きたいという思いからです。
商品を提供してしまうと、アフターの不具合時にも面倒をみてあげなければいけなくなります。
予め現場を担当している水道工事業者に水栓が取り付くように配管位置だけはしっかり確認して施工しておいてもらうようお伝えしときました。
欲を言えば、水栓とを接続する位置関係上、止水栓の高さはギリギリまで下げておいて貰いたかったのですが、こういったところが一貫施工ではないもどかしさです。
床からの立ち上げ管を短くして止水栓を下げることはできるのですが、さすがに引渡し前の新築住宅で責任の線引きが出来なくなってしまいますので、他社が施工した部分を触るわけにはいきません。
今回、LIXILのナビッシュを初めて取り付けさせて頂きました。
電磁弁関係が付くのでシンク下はそれなりにゴチャ付きます。
取り回しも良く考えないといけません。
試運転を行い実際に使用してみましたが、毎日使ってみない事には使い易いのか使い難いのか正直良く分かりません。
水温調節をする時にはレバーを操作しなければなりませんし、スワン型の吐水口は他の水栓と比較するとホースの引き出しに摩擦抵抗を感じます。それ故に古くなるとホースが切れて水漏れが多発するような気がしないでもないです…。
古くなった時のセンサーの反応や電磁弁の寿命も気になるところです。
10年使用できるかどうか、センサー水栓の今後の動向を注意深く見ていく事にします。
(有) Y代表様
この度もご依頼頂き、誠に有難う御座いました。
こちらのお客様は台所水栓の伸びるホースが切れて水漏れしてしまった様です。
築15年のシステムキッチンの様ですが水漏れで集成材の板がフニャフニャになってダメになってしまっています。
引き出しに関しては元に戻らない状態です。
子供が学校を卒業してからキッチンリフォームをする予定を立てるので後5年持ち堪えてくれたら良いとのことでした。
伸びるホースだったことで今回のような惨状に陥ってしまったので、ホースが伸びないタイプの水栓をご要望でした。
今までも殆どのお客様が水漏れで大変な思いをされると、台所の水栓は伸びるホース付きは敬遠されます。
もし、どうしても伸びるホースの台所水栓を使用したいのであれば10年以内の交換を行って頂くのが良いかと存じます。
ホースが伸びる水栓が普及し出してからというもの洗面化粧台やシステムキッチンを傷ませる事例が増加傾向です。
便利になる反面、注意しなければならないことも増えていきます。
システムキッチンや床板を傷ませて大掛かりなリフォームをするくらいなら、早めに水栓交換をした方が間違いなく安く済みますね。
重ね重ねお伝えしますが、伸びるホースの水栓は10年毎の交換を推奨致します。
O様
この度はご依頼頂き、誠に有難う御座いました。