防災用打ち込み井戸を施工してもらいたい

今回の依頼は打ち込み井戸工事です。

防災用として井戸を設置されたいとのことでした。

一級河川からそれほど離れていない位置でしたが、実績のなかった地域でした。

これまでに実績が無いということは、打ち込み井戸での施工では見込みが薄いとも取れるわけで、ギャンブル的要素があることをお伝えさせていただきました。

すると、新築当時の地盤調査のボーリングサンプリングデータがあるとのことでしたので拝見させていただきました。

 

 

 

貫入数値や土質から地下水はあるようですが、帯水層の色調が良さそうではなく水質が見込め無さそうでした。

暗灰色との記載があるので、おそらく金気の水が出るのではと予見しました。

良いに越したことはないが水質はあまり求めないとのことでしたので工事をお引き受けさせていただくことにいたしました。

 

 

 

 

柱状図を見る限り6m〜9m地点が妥当な深度でしたが、汲み上げてくる砂が細かったことと、水質も同じような鉄分含有量でしたので、お見積り範囲内の最深部11mを完成深度とさせていただきました。

 

 

口径:50A 完成深度:G.L.-11.0m 静水位:G.L.-2.00m
水量:多(推定400ℓ/min) 鉄分:10ppm以上 砂量:少
砂色:灰色 水色:灰色 水温:未測定 外気温:32.0℃ 天候:晴れ
六曜:大安 海抜:未測定

 

打ち合せではポンプ設備の計画もございましたが、鉄分が多過ぎるため一旦保留とさせてもらい、よくご検討していただくことになりました。

 

(株)S 所長様
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。

 

PAGE TOP