今回の依頼は、井戸ポンプが水を汲み上げなくなってしまったので見てほしいとのことでした。
当店で平成11年6月に打ち込み井戸施工をさせて頂いたお客様です。
22年目にして初めてのメンテナンスとなりますので、「たいへんよくがんばりました」のハンコを押してあげたいと思います。
ポンプ弁体の摩耗と錆による密着不良が今回の原因であろうと予想して、各種メンテナンスをおこないました。
この部分の当たりが悪くなってしまいますと、真空が保てなくなりポンプケーシング内が落水してしまい地下水を汲み上げれなくなってしまいます。
弁座部分を清掃し、一回外した部分のゴムパッキン類は再利用せずに交換する必要があります。
今回はフランジパッキンの持ち合わせがなかったので制作とさせていただきました。
砂濾し器も古くなって内部が気になりますが、こちらまで手を付け出すと厄介なことになりそうな気がしましたので、今回はドレンのゴムパッキンのみの交換とさせていただきました。
30分後の真空計の指針も変化がありませんでしたので井戸への落水はなさそうでうす。
音と計器による確認を行い、組み戻し後の試運転は良好で、これにてメンテナンス完了です。
(有) U 代表様
この度もご依頼ありがとうございました。