今回の依頼は自家水道設備のメンテナンスです。
2019年の新築時に打ち込み井戸施工をさせていただいた時に設置したポンプの駆動音が大きくなり、ご近所さんにご迷惑になるので見てほしいとのことでした。
7年使用で少し早いと思いつつも現調にお伺いしました。
原因はおそらくモータベアリングの損傷による異音だと思いますのでメーカーへ部品納品を確認すると、インバータモータの分解修理は推奨しておらず部品も供給しないとのことです。
モータ完成品なら出荷が可能なようですので、修理と新品交換でお見積りを提示いたしました。
モータ交換の修理金額が新品交換の半値を超えることから、ポンプ本体の交換でご依頼いただきました。

ポンプの電源が直結されていましたので繋ぎ直しました。
交換の度に毎回切ったり繋いだりをしないといけませんので正直煩わしいです。
ポンプは給湯器やエアコン同様に定期的に更新が必要な機器なので、ポンプ真横に防水コンセントを設置しておいてもらいたかったです…。
ついでにディスクフィルターの清掃もしておきました。

今回はもう少し長持ちしてくれるように願いも込めてきました。
技術向上と見識を深めるために物は試しと分解してみました。
メカとOリング、弁体はダメなようなら後で交換するとして、ベアリングだけ探し出して別ルートで取り寄せました。
反負荷側はACベアリングが採用されていました。

異音も消えてスムーズな回転に復旧しましたが、微妙に回転ムラがあるのはインバーター制御電子部品の経年劣化の仕業でしょうか…。
インバータポンプは古くなると殆どこのような症状になります。
正にこれがインバーターポンプの弱点ですね。
修理しても完璧に直らないことがあるのでメーカー営業担当者はモータ部品を供給しないと仰っていました。
取り敢えず工事用としては機能しそうなので、当店お得意様の緊急仮設用としてストックしておくことにします。
こちらも古くなって調子が悪くなりお客様から引き上げてきたインバーターポンプです。
吸い込みに時間がかかったり圧力が弱かったりの症状でした。





15~20年近くご使用になられた4台分を分解して互い違いにさせてみたりアレコレとやってみましたが、いまいち上手く直せず結局のところ廃棄しました。
直せる時もあれば直せない時もあります。
錆びていたり、固着していたりで分解に手こずることも多いです。
『取り敢えず修理でお願いします』と御用命されれば部品を取り寄せ直そうと努力いたしますが、直らなければ修理費用と新品交換費用の両方をお客様に請求することになります。
修理して一時良くなったとしても、古くなった機器は次から次へと別の部分の寿命が出てきますので、ある程度のところで見切りをつけていただき、新しい物にシフトさせて安心を同時に手にしていただくのがよろしいのではないかと考えます。
W様
この度もご依頼いただき、誠にありがとうございました。

