今回の依頼は打ち込み井戸工事です。
こちらも同業からの依頼です。
金魚を飼育するために地下水を利用されたいとのことでした。
生き物を育てるとなると、それなりの水質が求められますので深井戸をお勧めさせていただきましたが、費用面で折り合いがつかないことや深井戸施工業者多忙で一年待ちとの返答から取り敢えず打ち込み井戸で試してもらいたいとの要請でした。
実績の多くない場所でしたが、過去に行った深井戸データから深くなると60m辺りまで青粘土や青砂利が堆積していて鉄分が出ると予想して極浅い深度で計画させていただきました。
ただ、確信はないので工事費用は11m相当で見てもらいました。

実際のところ5.5mの深さでは予想に反し鉄分があり、砂もかなり多く排出されて使い物になりそうにありませんでした。
水槽に酸化鉄が付着して茶色くなることが予想されます。
鉄分除去には次亜塩素酸ナトリウムを使用して水分中の鉄イオンを酸化させて物理濾過材で除去するのが一般的で、金魚にとって次亜塩素酸ナトリウムは有害でカルキ抜き剤で中和する必要があると認識しています。
したがいまして鉄分は少ないに越した事はありません。
追加してさらに打ち込んで探っていくと7m近辺で砂は大分落ち着いてきましたが、5.5mの鉄分を含んだ地下水を引っ張るのか若干鉄分反応が見られます。
将来的なデータ取りを含め最終的に10m付近まで打ち込んだところ、水量も豊富で砂も少なく、鉄分反応も出なくなりましたので完成深度とさせていただきました。

口径:50A 完成深度:GL-10.3m
静水位:GL-2.50m 水量:多(340ℓ/min)
鉄分:反応無し 砂量:僅か 砂色:明灰色粗砂 水色:黄橡色
水温:18.5℃ 外気温:11.5℃ 天候:晴れ
六曜:先勝(大安手付) 海抜:7.8m
(株)C 代表様
S様
この度はご依頼いただき誠にありがとうございました。

