今回の依頼は送水ポンプのメンテナンスです。
お客様がご用意された送水ポンプを交換させてもらったあとに、廃棄予定のポンプを修繕させてもらうことになりました。
最初の設置時期が同じなので壊れる年数も似たり寄ったりとなり、台数が多いので続々と壊れだして更新費用が嵩むので直るものなら延命させてコストを抑えたいとのことでした。
故障箇所は軸封部の水漏れや、モータベアリング焼損による異音を伴った振動発生です。

これまでもポンプを購入されてお客様ご自身で交換されていたようです。
故障して交換したポンプを廃棄予定で雨ざらしに放置させてありました。
今回交換したポンプと別に状態が良さそうな2台を選んで持ち帰りました。

ケーシングを開けてみると、インペラにウェスや結束バンドが詰まっていました。
これでは水量も激減していたのではないかと思います。
配管吸込み口に異物が混入しないような何らかの対策を講じたほうが良さそうです。

7年程度の使用でしたので、そこまで酷く固着したものはありませんでしたが、それでも分解方法を誤ると損傷させてしまいますので慎重に作業を行いました。
中でもチェッキ弁を固定しているマイナス溝頭のボルトは、強固に締め付けられていて一番の苦戦ポイントでした。

何とか壊すことなく元に戻すことができました。
モータの異常も無さそうです。
現場復帰して、またバリバリ働いてくれることを願っています。

(株)S 担当様
この度はご依頼いただき、誠に有り難う御座いました。


