砂濾器を綺麗にしてもらいたい

今回の依頼は砂濾器のメンテナンスです。

以前ポンプを交換させていただいたお客様から、砂濾器に藻が発生してしまったので見てもらいたいと連絡がありました。

ポンプを交換した一年後に一度清掃していますが、再発したとのことです。

前回メンテナンス時に、日が差し込まないような対応をお願いしていたのですが、してもらえてなかったようです。

今回も前回と同じく清掃するだけで良いかと思ったのですが、分解してみたところ蓋に亀裂があるのを見つけてしまいました。

分解を繰り返した事で痛めてしまったようです。

樹脂製の蓋を部品取り寄せして交換しても日が入り込んで藻が再発したり、数年後に再び蓋が割れてしまう心配があります。

この際なので事前に準備してきていた鋳鉄製蓋の砂濾器に変更をお薦めしました。

無いとは思いますが念には念を入れて、藻が発生しないように覆っておきました。

井戸水の水質検査は受けられていて水質基準に適合との判断がされているようですが、地下水に微量の有機物の成分が含まれているのではないかと考えられます。

水質検査も項目を増やせば検査費用も増すわけなのですが、仮に井戸水の11項目における検査で水質基準適合との判断をされていたとしても、それがイコール飲用できると言う意味ではありません。

あくまで検査した項目は基準値以内であると報告を受けたに過ぎません。

更に上のもっと細かい水道水の水質検査51項目では飲用に適さない判断を下されてしまうやもしれません。

聞き慣れたところで言いますと、ヒ素やダイオキシン、マンガン、トリハロメタン、六価クロム、ホルムアルデヒド、シアン、鉛、水銀、アルミ、銅、クロロエチレン、農薬成分である有機リン等は11項目では検査されていませんので安易に鵜呑みにはされない方がよろしいかと思います。

最近では発がん性が懸念されるPFAS、PFOS、PFOAの有機フッ素化合物が深井戸から検出されるようになってしまったようなので、地下水が汚染され始めているのでしょう。

今までこのようなことは無かったとお家の方は仰られておりましたが、古くなった砂濾器の窓部分は劣化して内部が見えなくなってしまうのが一般的ですので、これまでも藻の発生はあったのでしょうが気付かなかったということではないかと思います。

O様
この度もご依頼有難うございました。

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