システムバスの天井から水が漏れてくる

今回の依頼はアパート浴室の水漏れ修理です。

暫く空き家になっていた部屋を、入居準備のクリーニングのために入室したところ発覚したようです。

システムバスの天井点検口から水が滴ってくるとのことでした。

 

 

現調すると、かなりの量の水がシステムバスの天井裏に溜まっていました。

上の階のシステムバスの水栓接続フレキパッキンの劣化を疑い確認しましたが、原因はそれではありませんでした。

 

 

 

階下からシステムバスが据わっている床を開口して原因を探りました。

 

 

浴室内に備えられている洗面排水が樹脂継手から脱落して垂れ流し状態になっていました。

階上の浴室点検口から接続し直しました。

排水漏れの確認作業を行い復旧完了です。

 

 

コーキングも剥がれている部分がありましたので充填しておきました。

床を補修して修理完了です。

 

 

 

 

と、思いきや…

数日後に別の部屋に入居された方からも、システムバスの点検口から水が落ちてくるとのことでした。

 

 

 

同じく階上の壁裏で手洗器の排水ジャバラホースが抜けて垂れ流しになっていました。

前例がありましたので原因究明も早いです。

再び抜け落ちないようにテープと結束バンドで補強しておきました。

 

 

以前に別部屋で同じ症状が起きて管理者様がメーカーへ修理依頼をしたところ、倒産してしまって修理不能と告げられてしまったようです。

水漏れ事故が多発して訴訟に発展して倒産してしまったのか真相は不明です…。

その時対応された水道修理業者は、手洗排水をシステムバス内へ垂れ流す処置をされています。

これですと、裸で入浴しているときは問題ありませんが、朝の歯磨きや洗顔時には足元へ排水が流れてくるので芳しくありません。

こちらも壁裏で処理して本来の状態に復旧させました。

同じように処理している部屋がもう2部屋ありましたので、こちらも元あった状態に戻しました。

 

 

 

 

 

 

 

上階に7部屋あり、残りの2部屋の排水は抜けていませんでしたが、手で少し引っ張っただけで抜けてしまったので、こちらも手直しを行いました。

水漏れは放置すると建物を傷ませて寿命を縮めるばかりか、カビや白蟻の発生源にもなり原因不明の体調不良にもなりかねませんので適正な管理をしていただくことが望ましいです。

 

 

(株) S代表様
この度はご依頼いただき、誠に有難う御座いました。

 

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