洗面化粧台が濡れてくる

今回の依頼は洗面化粧台の水漏れです。

足元の床が濡れてきて気が付かれたようです。

近年特に多いのが、この伸びるホースからの水漏れです。

水漏れに気付いたときには洗面化粧台や床板を痛ませているケースが殆どです。

 

 

一般的に洗面化粧台やシステムキッチンは材料に無垢板ではない集成材を使用していますので、水を吸わせてしまうと極端に強度が落ちてしまいます。

今回は水栓の交換ではなく化粧台の交換をお求めになられました。

ホースが伸びればとても便利なのですが、便利であるが故に構造は複雑になり寿命は短くなりがちです。

幸いなことに床や壁は無垢板を使用されているお宅でしたので、目立った痛みは見受けられませんでした。

今後も洗面所で洗髪することもないからと、今回はシンプルな水栓を選択していただきました。

シンプル水栓の化粧台より、伸びるホースの洗髪水栓をセットにした化粧台の方がお安いという謎の事情が、世の水漏れを助長させているような気がいたします。

 

 

 

こちらのお客様も伸びるホースからの水漏れです。

ハンドシャワーの根元で漏れはじめ、早期に発見できたことから化粧台の被害は避けられたようです。

この手のタイプの洗面化粧台は汎用品の水栓に交換できないので、部品交換するか洗面化粧台毎の交換となります。

メーカーもその辺りを考慮して特殊な水栓は部品保有期間も長めに設定されているようです。

シャワーヘッドも割れていましたのでホース組で交換させていただきました。

水栓カートリッジも同じく年数劣化していますので併せて交換をお勧めさせていただきました。

 

 

日頃このような業務に携わっていますと、いつ頃にどの場所が水漏れするのか肌で感じ取れるようになります。

おかげで自宅の水まわりは被害が出る前に対策してしまいますので、これまでに水漏れ被害にあったことはありません。

10年~15年を目安に各所の水まわりのメンテナンスを行うことで大切なマイホームを守ることができますので皆様も気に掛けてみては如何でしょうか。

 

M様
S様
この度はご依頼いただき、誠に有難う御座いました。

 

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