トイレを交換してもらいたい

今回の依頼はトイレの交換です。

こちらは23年前の下水切り替え工事の際に、トイレもリフォームさせてもらった一体形便器が故障してしまったようです。

便座が温まらないとのことでした。

よく今まで水漏れも無く使用できていたと思ったのですが、どうやら温水洗浄は使用していなかったようです。

メーカー修理対応はもちろんのこと、対応できる取り換え用機能部も無くなってしまい交換しか選択肢がありませんでした。

一体形便器やタンクレストイレは、10年辺りを境に修理ができなくなってしまうので毎回交換となります。

車、冷蔵庫、洗濯機、携帯電話を新しくする感覚と同じになりましたね。

もう10年は生きれないかもしれないからと、同じく一体形便器を選んでいただきました。

 

新しくしてもらったので今度は温水洗浄を使ってみようかねと仰って頂けました。

 

 

こちらのお客様は新築の時に取り付けさせてもらったパナソニック製のアラウーノが故障してしまったようです。

同じく便座が温まらないとのことでした。

新築のときは建築元がパナソニックを選定してきたけれど15年使用してみて、サービスエリアや公共施設、商業ビルに多く設置してあるTOTO社製を付けて貰いたかったと仰っておりました。

今回はお客様にTOTO社製のネオレストを選んでいただきました。

室内暖房機能もあるタイプですので、これからの寒い季節には高齢の方には嬉しいトイレです。

アラウーノは床設置部分のフレームが鉄製なので毎回取り外すと貰い錆が酷いです…。

水まわりなのだからステンレスにすれば良かったのにと思うのは私だけではないはずです。

頑張って錆を落として綺麗にしました。

 

 

 

こちらは温水洗浄便座からベタベタした粘液が垂れてくるので交換したいとのことでした。

トイレも古いので、いっその事全部新しくしたいとの要望です。

 

 

ベタベタした粘液についてはこちらの記事で公開しています。

 

他にも水まわりメンテナンスを沢山ご用命頂いておりましたし、ベタベタが取れないかもしれないと心配し親切心で床のクッションフロアーくらいサービスで貼り替えてあげようとしたところ、これが思いのほか大変な作業になってしまいました…。

古いクッションフロアーがなかなか剝がれずに、汗だくになって1時間以上スクレーパーでガリガリ格闘しました。

 

 

金属製のフランジから樹脂製のフランジに更新して、クッションフロアーも何とか貼り終えることができました。

こちらのお客様も一体形便器を選んでいただきました。

早ければ10年毎の交換にはなってしまいますが、他のトイレと比較すると安価なので「故障したら替える」使い捨てトイレと割り切っていただければ選択肢としては有りでしょう。

袖がなくなったのでスッキリして、お掃除もし易そうです。

 

 

 

こちらはいつもお世話になっている元請様管理のお客様宅です。

1階2階のトイレを同時に交換させていただきました。

 

 

排水芯可変タイプのリモデル便器やリトイレは既存の床フランジを再利用することになるのですが、古くなると樹脂製の床フランジが経年劣化でひび割れて床下へ水漏れすることがあるので、便器交換の際には交換するようにしています。

古いビス穴やパイプの隙間も便器が詰まって溢れたり、水漏れトラブルの時に滴って床板を腐らせないように充填しました。

元請様がリモデル便器を頼まなければいけないところを、間違えて標準便器を頼んでしまったようです。

予め部材を追加注文してリモデル対応としています。

次回のトイレ取替時に便器型番から拾うと、また間違えて標準便器を頼んでしまうことになりかねませんのでステッカーを貼っておきます。

 

 

ウォシュレットのオート洗浄モーターの差し込み端子カバーが改良されてましたが…以前よりはマシになってましたが、もっと何とかならないでしょうか?

凄く外しにくいです…。

TOTOさんは他社と比較すると良く考えられていて総合的に品質が良くてイチ推しなのですが、この部分だけはとても残念に感じます。

 

 

 

 

こちらは水を流せる時と流せない時があるようです。

INAXのタンクレストイレからTOTOの一体形便器に交換です。

トイレ室は床板にすると痛むのでクッションフロアーが断然お薦めです。

 

 

こちらのお客様にも10年後の故障時にはメーカー修理対応不可となっている可能性が高いですので、寿命は10年ですと説明させていただいてます。

私自身が良い事だけを言う人は信用しないタイプの人間なので、デメリットもしっかりお伝えさせていただき説明責任を果たして、よく考えてご納得の上で選んでいただいております。

安いので、それで構わないとの事でしたので一体形便器を選定させていただきました。

 

 

 

こちらのお客様は、トイレの左側から水漏れするときがあるようです。

おそらくウォシュレット内部からの水漏れだと考えますが、15年経過しておりますのでメーカー修理は終了しています。

一体形便器ですので機能部交換か全交換になります。

 

 

毎回思いますが、一体形便器の樹脂製タンクは変色してしまっています。

元々はホワイトグレー色なのですが、どの色も年数が経過すると大体黄ばんでしまっていますね。

樹脂製の良さは軽いことや製造が簡単なので安価なこと、リサイクルが可能なことですが見た目が安っぽく見えます。

陶器製は色あせは無く重厚感がありますが、衝撃には弱く、一個一個が手作りなため手間が掛かります。

大量生産のプラスチック製のお椀か、有田焼のお椀かみたいなことですね。

一体形便器、タンクレストイレ、組み合わせ便器の長所短所を諸々とご説明させていただくと、将来的に毎回トイレを全交換するのは大変なので組み合わせトイレにしたいとの要望です。

これまでの一体形便器がオート開閉機能付きでしたので、グレードを落とすと不便さを感じてしまいますので同等品をお求めしていただきました。

金属フランジが付いていましたので、タイル床をモルタル補修して樹脂製フランジに変更しました。

床の清掃を施して、旧ビス穴も防水しておきました。

 

 

 

 

こちらのお客様は古くなったので交換をご希望でした。

これまではINAX社製の一体形便器が付いていましたが、TOTO社製のトイレにしてもらいたいとの要望でした。

こちらのお客様も、一体形便器は便座だけ交換できないからと組み合わせトイレを選ばれました。

INAXの床フランジは取り外しの時に注意しないとオリフィスと呼ばれる部分が配管内に落下してしまいます。

DIYでやらかしてしまう人もあるのではないでしょうか?

高層マンションや2階のトイレで落とそうものなら取り返しの付かない事になりそうで想像しただけでもゾッとします…。

INAXさんはどうしてこんなリスクのある恐ろしいモノを世に送り出してしまったのでしょうか?

 

 

やはりこの小さなカバーが煩わしいです…。

TOTO社の重役様方に100回くらい脱着してもらいたいです…。

 

 

こちらのお客様にも便座便蓋オート開閉機能付きの上位グレードを選んでいただきました。

 

 

こちらのお客様も向かって左側から水漏れする時があるとの事でした。

温水洗浄便座内部からの水漏れだと考えられます。

 

 

毎回水漏れするわけではないみたいでしたが、10年以上使用したので温水洗浄便座の交換をご希望でした。

これまでは、オート洗浄が無かったのでタンク横のレバーで操作されていました。

こちらのお客様も交換された便座はオート洗浄、オート開閉付きの商品を選んでいただきました。

今回併せてタンク内部の補修部品も新しくしましたので、当面はトイレトラブルは無縁になるかと思います。

お客様がわざわざ名古屋のショールームまで出向いて選んでいただいたこだわりのクッションフロアーに貼り替えさせていただき、綺麗になって快適に生活してくれていると幸いです。

 

 

 

こちらは6年前にトイレを交換させてもらったお客様です。

高齢のお家の方が強くリモコンを押してしまうので、ボタンが効かなくなってしまったとのことです。

リモコン洗浄しないときもあるらしいので洗浄モーターとタンク補修部品と併せてリモコンを交換させて頂きました。

 

 

組み合わせ便器の良いところはタンク内部の部品が注文できることです。

一体形便器やタンクレストイレ、温水洗浄便座はメーカーから展開図が情報開示されていないので、部品注文ができないので故障時には必ずメーカーサービス手配となります。

決してメーカーサービスが悪いと言っているわけではなくて、中には一刻を争う時もあるということですね。

 

多くの方からのご注文をいただき大変嬉しく感じております。

十人十色で現場ごとに千差万別です。

これからも販売店の押し付けでは無く、お客様のご意向に沿ったご提案ができる頼れる水まわりアドバイザーで在りたいと考えています。

何年経験を積んでも毎日が修行と思って精進してまいりますので、水まわり等のお困りごとがございましたなら当店までお気軽にご相談下さいますと幸いです。

 

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この度はご依頼下さり、誠に有難う御座いました。

 

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