今回の依頼は、電気温水器からエコキュートへの交換です。
調子が良くなく完全に壊れてしまう前の早目の交換を決断されたようです。
15年以上ご使用になられているようですので寿命でしょう。
馴染みの電設屋さんからの依頼で休日指定です。
納期遅延は3ヶ月だったそうです。
樹脂管の保温材が紫外線で劣化していて、古い機器の撤去最中に折れてしまいました。
架橋ポリエチレン管は特に紫外線に脆弱で、日晒しですと早ければ数年で水漏れするようになってしまいます。
故に紫外線対策は絶対なのですが、当時の職人さんではまだそこまでの認識が無く将来的な予見が甘かったと考えます。
パイプが床下で固定されていて引き出すことが出来なかったので、正直なところ既設の樹脂管が紫外線でどこまで傷んでいるか不明です。
床下には潜れるようですので、最悪漏れたら引き直しで対応したいと思います。
※おまけ
ポリブデン管は柔らかいので施工性に優れていますが熱にとても弱いことが良く分かります。
給湯管で穴が開いてしまう事例を耳にしたことがありますが、給湯器の異常で高温状態で燃焼し続けてしまった時になるのではないかと思います。
架橋ポリエチレン管は堅いので施工しにくいですが、熱にはとても強いことが分かります。
日晒しにはどちらも強くありませんが、今までの経験上からは架橋ポリエチレンの方が弱い傾向です。
施工者は、それらの特性をよく理解して業務を遂行する責任があると考えます。
K有限会社 代表様
W様
この度のご依頼、誠に有難うございました。