今回の依頼は、台所水栓の交換です。
経年劣化による胴回り回転摺動部からの水漏れです。
新しくして欲しいとのご要望でしたので交換させていただきました。
使わなくなった後付けの浄水器も処分したいと申されましたので引き取りしました。
綺麗になった蛇口はやはり気持ちが良いものです。
K様
この度もご依頼ありがとうございました。
こちらのお客様宅も同症状でした。
平成24年3月に当店にて交換させて頂いた物になります。
丁度10年ご使用で、あと何年生きれるか分からないので可能であれば修理でお願いしたいとのことでした。
古い水まわり器具を修理するにあたっての注意点として、分解過程で老朽が原因で破損してしまうことがあったり、固着が原因で分解できなかったりして取り寄せ部品が無駄になってしまうケースがあることをご説明させていただきました。
そうなるとお客様には、取り寄せた交換部品と新品水栓の両方をご負担していただくことになってしまい、割高になってしまうことから10年以上経過している水栓は安全牌で新品交換をお勧めしています。
今回はご納得いただいてからの着手となりました。
比較的綺麗にされていましたので、固着は無いだろうと私もたかをくくっておりました。
始めからレバーハンドルを固定しているネジが外れず、六角レンチが曲がりそうなほどに力を掛けても緩みませんでした。
ハンマーでコチコチ根気よく時間をかけても外れず、已む無くお客様に新品の蛇口にしていただくご相談をさせていただくことにしました。
修理するつもりで訪問させていただいているので、新品水栓の持ち合わせは無く、後日の再訪問になります。
と、作業しながら説明している最中に運よくハンドルが外れ作業を続行することができました。
ですが、安心したのも束の間、今度は本体のネジが固着していて外れません。
こちらも打撃を加えながら力を加えましたが外れる気配どころか、天板取付部から動くようになってしまい収納内の点検口を開けて、水栓固定用の取付ボルトの増し締めを行いました。
これで緩まなければ、一旦水栓を台所から取り外して分解作業に専念する他ありません。
かれこれ30分程格闘したでしょうか、苦労の末に何とか外すことができて安心しました。
新品水栓交換の倍の時間がかかってますので、如何に修理の方が技術力を要し費用が高く付くかを物語っております。
今回は断念する寸前でした。
蛇口の修理は正に一か八かです。
何はともあれ部品が無駄にならなくて良かったですが、以前、別のお客様で同じことをしたことがありましたが、そのときは無駄な作業となってしまいました。
K様
この度もご依頼ありがとうございました。