今回の依頼は、同業から打ち込み井戸の打ち直しです。
住宅建て直しをするにあたり、解体業者が今まで使用していた打ち込み井戸まで破壊してしまったようです。
同業の設備屋さんが掃除を試みたようですが、30㎝位のところまで土で埋まってしまった状態にあり、断念したとのことです。
鋼管も古く、口径も32Aと細いため遅かれ早かれ寿命がくる頃ではなかったかと考えます。
5.5mを打ち込んだ深度では、泥水の様子から水質は最高そうですが、砂の量が多く、水量も少なめでした。
その後、予定していた深度の11mまで打ち込んでみたところ、水量は格段に増え、砂の量も減り、泥水の色は若干濃くなってしまいましたが許容範囲内であると判断し、完成深度とさせていただきました。
エンジンポンプで揚水後、10分程度で水が澄んでしまうほど地下水量が豊富にある地域です。
鉄分検査の結果も良好でした。
15年位前までは地下水温が16℃前後だったものが、近年17℃前後まで上昇している傾向で、これも温暖化の影響なのかと心配ではあります。
口径:50A 完成深度:G.L.-11.0m 静水位:G.L.-3.20m
水量:多(推定300ℓ/min) 鉄分:反応無し 砂量:僅か(砂礫混り粗砂)
砂色:灰色 水色:焦げ茶 水温:17.0℃ 外気温:23.0℃ 天候:晴れ
(株)A 代表様
この度もご依頼ありがとうございました。