今回の依頼は、水道メーター検針員から直ぐに水漏れ修理をしてもらってくださいと伝えられたお客様からでした。
1年半程前に同業他社にて水漏れを修理してもらったようです。
まだ土間コンクリートの補修も真新しい状態でした。
漏水調査の結果、前回他社が修理した補修部材にて水漏れが再発していました。
今回もまた、問題のMCユニオンでの水漏れです。
時限水漏れ発生装置とも言える部材で修理する水道修理業者が後を絶ちません。
当店だけでも半月の間で3件の水漏れ再発事例です。
経験豊富で長年水道修理に携わっている者であれば、この部材の危険性を理解していないはずはないのですが、知識が乏しいのか、意識が薄いのか…。
最悪、賠償問題にも発展しかねないと思うのですが、意識の差は業者の質の差であると考えます。
他社が修理した部材にて水漏れが再発したわけですが、今回は深刻な問題に直面しています。
毎回5,000円前後で推移していた上下水道料金が、水漏れでいっきに90万越えの請求になっています…。
相当の期間で、ほぼ出っ放しの水量が水漏れしていたと考えられます。
依頼主もさすがにこの数字を見て青ざめていましたが、取り合えず減免申請書は作成させていただきますが、条例により最大で半額しか減免されないところを、どれほど減免してもらえるのかは当店では分かり兼ねますが、市役所に相談に行ってもらうように促しました。
水道法の下に各地方自治体が議会の議決によって制定している条例ですので、特例を認めてもらえるかは微妙ですが、少しでもご負担が減ってくれることをお祈り申しております。
依頼主が前の修理業者を相手取り訴訟を起こすつもりなのかは知り得ませんが、そうされても仕方ないほどの重大な過失ではないかと私は感じています。
簡単に情報入手できる現代だからこそ、依頼する側も業者選びはしっかりと考えて選んで頂きたいところです。
業者側も同業者が挙げるSNSなどを逐一チェックして、明日は我が身とならないよう襟を正し、常日頃から情報収集を怠らないべきであると考えます。
当店は巷で言われるぼったくるような法外な請求はしていないつもりですが、質が落ちてしまうような安売りをする気もございません。
格安料金で施工をしてもらいたい方は、安くやってくれくれる業者をお探しください。
賠償保険にも加入し、意識を高く持ち緊張感をもってお客様の身になって作業にあたらせていただいておりますので、堅実な仕事を望む方からのご依頼をお待ちしています。
Y様
この度はご依頼ありがとうございました。