今回の依頼は、トイレの詰まりです。
ポンプで10分ほど頑張ったのですが、解消する気配がなかったのでお客様に説明させていただき、便器を外させていただきました
すでに清掃して綺麗にした後になりますが、施工に不良を見つけました。
床からの排水と便器を接続させる部品を大幅にずらして強引に取り付けてありました。
これでは詰まってもおかしくない状態で、排水漏れも臭気上りもあったと思われ、今までよく使えていたなと逆に関心してしまいました。
ちょいちょい、このような寸法出しミスをリカバリーさせようと規格外の施工をする人がありますが、大抵は数年後にトラブルとなって現れていますので、辞めて欲しいと願います。
今でこそ微妙な排水のズレを修正できる継手がありますが、40年も前ですとそのような便利な継手は無く、補正するとなると床のタイルを大きく取り壊して排水配管の手直しをする必要があったことから、このようなその場しのぎの荒技を使ったのでしょうが、結果としてトラブルを招いています。
トイレも古く、取り外しを行ったことで便器の固定ボルトが折れてしまったり、洗浄管が割れてしまったりと器具全体の寿命がきていることを説明させていただきました。
夕方からの修理で夜遅くなってしまったことから差し当って使用に差し支えない状態にまで復旧させていただきました。
その後、トイレ交換のお見積り依頼をいただき、ご用命くださいましたので器具納品後に交換にお伺いさせていただきます。
Ｍ様
引き続き宜しくお願いします。
