一体型トイレから組み合わせトイレに交換してもらいたい

今回の依頼は、一体型トイレからの交換です。

前回メーカー修理対応して、トイレ器具の納品をお待ちして頂いていたお客様です。

 

 

 

既存のトイレ器具と床フランジを取り外しました。

 

 

2階のトイレということもあり、老朽したときの器具の水漏れ時に階下へ滴っていかないように、配管の貫通部と旧ビス穴はしっかりとシールを施しておきました。

床立ち上げの止水栓が大手ハウスメーカー仕様部材となっていて、器具交換の際には取り換えしなさいと指示されている付属のストレーナー付き止水栓に交換する事が出来なかったので、後付けのストレーナー部材を追加発注して取り付けました。

 

 

新築配管施工時の床の配管貫通穴が大き過ぎて4本あるうちの3本しかビスが効いておらず、止水栓がグラグラの状態だったのでビス位置を少し変更して固定し直しました。

それでもビス固定座が樹脂製で弱々しいので結局のところガッチリ固定は叶いませんでした。

コスト削減で金属製継手から樹脂製継手にしてしまったことにより発生してしまった弊害です。

何時の時代でも言えることだと思いますが、専用品ほど後々になってユーザーや施工者を泣かせる厄介な代物になること間違い無しです。

 

 

この仕事をしていて、もう何十年も感じている事でTOTOさんに改善して頂きたい旨がございます。

トイレの取り扱い説明書のビニール袋の中に止水栓を開閉するためだけの専用工具を入れてくださっていると思いますが、この金属辺が毎回袋から滑り出して床に転がり落ちて困っています。

新築のフロアー床に落とすと傷を付けなかったか毎回冷やっとします。

マイナスドライバーでしたら何処の家庭にもあると思いますので廃止されてみては如何でしょうか?

 

 

若しくは袋にテープで固定して頂くなどの対応をして頂けると非常に助かります。

これに関しては30年も進歩無しのまま現在に至ってます。

申し出ついでなので施工者目線から細かいことをもう少し…。

 

 

基本的なことなのですが、テープが捲り易いようにひと工夫加えていただければ作業手袋を外さなくても済みますし、固定用テープを切るためにカッターナイフで商品や手を誤って傷つけることもありません。

 

 

刃物を使わずに養生を外せる工夫を考えていただきたいです。

試しにセロハンテープを力尽くで引き千切ってみて下さい。意外と頑丈ですので。

 

 

あと、この部分の改良を切に願います…。

以前のアプリコットのように刺して回してロックくらいにしてもらいたです…。

 

 

マンションや公共施設など、一日に何台も取り付ける人もあるわけですから効率化を求めます。

いままで誰も言及する人が無かったのか不思議でなりませんが、SNSを通じて平民の声が御上に届いたら嬉しいです。

施工者がお勧めできる商品は施工のし易さも加味されます。

常日頃からTOTO社製品推しですので、更なる品質向上、施工性向上を期待しております。

 

 

O様
この度もご依頼頂き、誠に有難うございました。

 

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